〈訓蒙〉窮理図解(初編‪)‬

〈訓蒙〉窮理図解(初編)
【判型】中本1冊。縦182粍。【作者】福沢諭吉作。慶應義塾序。【年代等】慶応4年7月序。明治元年7月初刊。明治6年8月再刻。[東京]慶應義塾蔵板。【備考】分類「往来物」。英国チャンブル著『博物書』(1861年)、同『窮理書』(1865年)、英国ボン著『地理書』(1862年)、米国コルネル著『地理書』(1866年)など多くの英米書を参照して綴った窮理学入門書。凡例に主要引用書目を掲げる。全10章からなり、上巻は「温気」「空気」、中巻は「水」「風」「雲・雨」「雹・雪・露・霜・氷」、下巻は「引力」「昼夜」「四季」「日蝕・月蝕」についてそれぞれ図解とともに平易に説く。ただし、「江戸にて朝六時(むつどき)なれば、西方支那(から)の北京にては半時余も後れて暁七半(あけななつはん)前なり」のように、日本人に馴染みやすく書き改めた箇所もある。