読みやすい夏目漱石「こころ」

◎市村昆監督により映画化された夏目漱石の名作「こころ」(1955年)の各シーン──本書固有の写真18枚が、本文内容に即して挿入されています。映画の情景と共に、漱石の名作「こころ」を味わいます。

◎原文の雰囲気を残しながら、小見出しをつけ、読点、改行を増やし、一部、現代言葉使いにする、また難しい言葉に注釈をつけるなどして、現代人に読みやすくした独自作品です。

◎「こころ」は、友情と恋愛の板ばさみになりながらも友人から恋人を取ってしまい、さらには友人を死に至らせてしまったことで罪悪感に苦しんだ「先生」と「私」の心の交わりを描いた、漱石の名作です。