頭のいい「時間」‪術‬

あなたは時間をフル活用していると、自信を持っていえるでしょうか?時間はすべての人に平等に与えられますが、その質や価値は大きく異なります。それは、あなたの努力や工夫次第でどうにでもなるものなのです。本書では、世界各国で多くのビジネスマンを指導してきた実績を持つカリスマインストラクターの筆者が語る、人生をより良いものにする時間術について学ぶことができます。筆者は上記のように世界中で年間300回以上のセミナーこなしつつも、趣味のギターや禅を続け周囲からはなんてパワフルでエネルギッシュな人なのだろうと思われることが多いようです。しかし筆者は、自分は特別活動的で体力に満ち溢れている人間というわけではなく、時間の使い方を工夫しているのだといいます。そのためには、まずは自分の時間を管理することが重要です。はじめに、目標から逆算したプロセスを管理していきます。100日後までに1000個の英単語を覚えるのならば1日10個のペースで間に合いますが、3000個覚えるとなると実に3倍の時間が必要になります。到達地点が明確でなければ、そこに至るまでの時間の使い方も決定づけることができません。本書では、そこからさらに効率の良いスケジュールを作成するコツや、成果を高めるためのペース配分、習慣化させるための方法など時間管理に役立つあらゆるメソッドをすべて学び取ることができます。これらの時間管理術を身に付けることは、語学や資格勉強など自分自身のスキルアップにも役立ちますが、普段の業務を効率良くこなし、周囲に“仕事ができる”という印象を与えることにも繋がります。本書では、時間の使い方を変えることで生き方そのものを変えるような、より根本的な意識改革に繋がるハウツーが記されています。しかし“意識をする”だけでは人間の習慣はそう簡単に変わらないもの。実用書を呼んでも、なかなか実践することができないという方も多いのではないでしょうか。本書は、そういった不安を解消するような、精神論にとどまらないより具体的な自己管理のテクニックについても触れられています。時間を管理するということは自分の行動を管理すること。本書を読めば、「自己管理が苦手」「いつも計画を実行に移せない」という方でも、思い描いた通りの道筋をたどることが可能です。手持ちの24時間をどう使っていくかで、その日1日のパフォーマンスが変わります。1日の価値が上がるということは1年間の価値が上がるということ、ひいては人生の価値が引き上げられるということです。本書のテクニックを身に付け、ぜひ人生をより豊かで明るいものにしてください。