井田由美で聴く「夜福」 ラジオ日本聴く図書室シリーズ第19弾
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- ¥458
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発行者による作品情報
ラジオ日本・聴く図書室第19弾は、林芙美子の「夜福」です。10年前に別れた夫からの突然の電話。47歳になった久江が、待ち合わせ場所の浅草の鳥鍋屋で元夫から聞かされた青天霹靂の真実!・・・それは、数ヶ月前に戦場で死んだ一人息子に関することだった。―貧困と孤独と闘いながら生きてきた林芙美子の作品は、淡々とした日常の場面場面の中に女の強さと弱さ、人間の営みの現実感がドライに描かれています。この作品も、女手一つで育てた息子の、自分だけが知らなかった秘密と裏切り、そして迫り来る現実に相対する女の姿がリアルに描かれています。井田由美が、情緒豊かに淡々と読み紡いでいきます。