井田由美で聴く「筧の話」「闇の絵巻」 ラジオ日本聴く図書室シリーズ第27弾
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発行者による作品情報
ラジオ日本・聴く図書室第27弾は、梶井基次郎の「筧の話」と「闇の絵巻」。あなたはお気に入りの散歩道を持っているだろうか?「筧の話」は、お気に入りの散歩道でふと感じた不思議な感覚の話。「闇の絵巻」は、山間の療養地に暮らしていた時に“闇”を愛することをおぼえ、闇に心を馳せる男の回想話。都会では体験できない“闇”の魅力(魔力?)に触れてみよう!梶井基次郎の作品は私小説的作風のものが多い。19歳で肋膜炎にかかり、それからは療養中心の生活を送る。静岡県の湯ヶ島温泉にも静養し、ここでの体験をもとに書かれた小説も多い。この2つの作品も、そんな療養生活の中から生まれたものではないだろうか。何気ない周囲の空気に身体と心をゆだねてみるのも良いものだ。