六の宮の姫君
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- ¥458
発行者による作品情報
今昔物語から採った男と女の物語を、芥川龍之介が哲学的に小説化。父母を頼りに、その父母を失ったあとは言い寄ってきた優しい男を頼りに生きる、六の宮のほとりに住む姫君。やがて男は遠い任国へ。地獄も極楽も知らないその人生が終わりを迎えるとき……。朗読者はとにかく元気な岡 なつこ。とかく格調高く、荘厳な芥川作品が元気一杯に語られます。朗読者によって作品が変わる。耳で聞くオーディオブックの面白さが良く出た作品です。(P)2005 PIXELA CORPORATION