投資家のヨットはどこにある? プロにだまされないための知恵
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発行者による作品情報
金融業界の人々を痛烈に風刺したウォール街の名作
昔々のものがたり。
おのぼりさんの一行が、ニューヨークの金融街を見学させてもらっていた。
一行がウォール街にほど近いバッテリーパークへやって来ると、ガイドのひとりが停泊中のすばらしいヨットの数々を指さして言った。
「ごらんください。あそこに並ぶヨットは、みな銀行家やブローカーのものですよ」
気のきかない田舎者がこう聞いた。
「お客のヨットはどこに?」
このジョークは、投資の世界ではリターンが不確実であるのに対して、コストが確実にあることを的確に象徴したものだ。そして、著者シュエッドが本書で明らかにした金融業界の本質は、今も昔も変わらない。
まえがき
第一章 序文――「二流詩人の遠慮がちな咳払い」
第二章 金融家と占い師
第三章 顧客たち―このたくましい種族
第四章 投資信託会社―期待と成績
第五章 空売り屋―腹黒いやつら
第六章 プットにコールにストラドル、そしてガーガー
第七章 古き「よき」時代と「偉大なる」指導者たち
第八章 投資――多数の質問と少々の回答
第九章 改革―その数年と異論