萩を揺らす雨 紅雲町珈琲屋こよみ
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- ¥2,852
発行者による作品情報
紅雲町珈琲屋こよみ第1弾。
粋なおばあちゃん探偵が解く、「日常の謎」
北関東のとある街で、コーヒー豆と和食器の店を営むおばあちゃんが、店で聞いた話から、街で起こった小さな謎を解決するミステリー。
宮部みゆきさんら、選考委員が絶賛してオール讀物推理小説新人賞を受賞した吉永南央さんのデビュー作。
主人公は、観音さまが見下ろす街で、コーヒー豆と和食器の店を営む気丈なおばあさん、杉浦草。無料のコーヒーを目当てに訪れる常連たちとの会話がきっかけで、街で起きた小さな事件の存在に気づく「日常の謎」系ミステリ。「老い」と「家族」を正面に据えたその筆は、淹れ立てのコーヒーのように深みと滋味を湛えています。