一橋ビジネスレビュー 2019年SPR.66巻4号―NEXTユニコーン:スタートアップの新しい形
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日本にも「NEXTユニコーン」と呼ばれる新しいスタートアップ企業が出現してきている。上場前にすでに時価総額が1000億円を突破する企業群をユニコーンと呼ぶが、ユニコーンの予備軍が、100億円以上の企業価値を持つNEXTユニコーンである。彼らはこれまでのベンチャー企業とは一線を画する事業戦略や経営資源(人材・技術・資金・ネットワーク)動員を可能としているように見える。本特集では、日本におけるユニコーンやNEXTユニコーンを、創業者自身と一橋大学の研究者が協力し、創業の経緯と経営資源の動員の手法から分析し、21世紀の日本経済を牽引する企業のあり方について一定の展望を提供することを試みたい。登場する経営者と企業:佐々木大輔(freee)、松本恭攝(ラクスル)、山崎敦義(TBM)、阪根信一(セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ)、エリーパワー(吉田博一)ほか。ビジネスケースは、アートの島として知られる香川県直島の歩みをたどった「ベネッセアートサイト直島」と、「日本光電工業」のAED(自動大概式除細動器)の開発・事業化、経営者インタビューは、シリコンバレーでベンチャーキャピタルを運営するアニス・ウッザマン(フェノックス・ベンチャーキャピタル 共同代表パートナー兼CEO)が登場する。
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