沈黙の艦隊(01)
-
- ¥760
-
- ¥760
発行者による作品情報
日米は、世界でも類をみない高性能な原子力潜水艦「シーバット」を、極秘裡に造り上げる。日本によって資金、技術提供をされた日本初の原潜であったが、米第7艦隊所属という、数奇の宿命を背負った落とし子でもあった。艦長には、海自一の操艦と慎重さを誇る海江田四郎が任命された。が、海江田は突如、試験航海中に指揮下を離れ、深海へと潜行する。米軍は「シーバット」を敵と見なし、撃沈のため第3、第7艦隊を南太平洋に集結。しかし、大胆にもシーバットは艦隊中最大の空母「カールビンソン」の目前に堂々と浮上。独立国家「やまと」を全世界に向けて宣言したのだった。
APPLE BOOKSのレビュー
かわぐちかいじがその鋭い時代考察を武器に、壮大な潜水艦戦を描いた「沈黙の艦隊(01)」。海上自衛隊の潜水艦「やまなみ」が、ロシアの原子力潜水艦と衝突したとの一報が日本を駆け巡る。乗員の生存は絶望的とされる中、潜水艦「たつなみ」の艦長・深町は事故にある疑念を抱き、独自に調査に乗り出す。そして、事故の裏に隠された、世界の軍事バランスを覆すほどの極秘計画に迫っていく。かわぐちかいじは、各国の思惑が複雑に絡み合う国際政治をはじめ、核兵器の脅威、日米関係のあり方など、連載当時である1990年前後の世界情勢を鋭く読み解き、作品に色濃く反映させている。それは、後に海上自衛艦のタイムスリップを描いた「ジパング」に代表されるように、フィクションでありながら確かなリアリティを内包し、作品に独特の緊張感を生み出すことに成功している。そのエンターテインメント性もさることながら、揺れる今の時代に、日本は、人間はどうあるべきか、そんな大きな視点でも問いかけてくる、かわぐちかいじ代表作の一つ。
カスタマーレビュー
arto_cl1941
、
潜水艦
読みごたいあり
ヤマト1997
、
最高‼︎
いつまでも色褪せることの無い傑作❗️