いまさら翼といわれても
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- ¥880
発行者による作品情報
「ちーちゃんの行きそうなところ、知らない?」夏休み初日、折木奉太郎にかかってきた〈古典部〉部員・伊原摩耶花からの電話。合唱祭の本番を前に、ソロパートを任されている千反田えるが姿を消したと言う。千反田は今、どんな思いでどこにいるのか――会場に駆けつけた奉太郎は推理を開始する。千反田の知られざる苦悩が垣間見える表題作ほか、〈古典部〉メンバーの過去と未来が垣間見える、瑞々しくもビターな全6篇。
カスタマーレビュー
スタディプラスから
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これまでの古典部シリーズで気になっていたことが分かります。
本作で、今までの古典部シリーズで自分が気になっていたことやもやもやしていたこと全て解消されました。
過去に深く絡んだ話が今作は多く感じました。過去を知り、登場人物たちのことが更に好きになりました。
できることなら記憶を消して、もう一度 氷菓 から いまさら翼といわれても まで読みたいです。
ドモドモ
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安定感
登場人物の感情に基づく細かな描写といい、情景を思い浮かばせる言い回しと言い、安定に面白かったです。
減ってゆく残りのページ数が惜しいほどに今回も楽しませていただきました。