なぜ株価は値上がるのか?
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発行者による作品情報
『生き残りのディーリング』の著者であり、
日本株の歴史的底入れ到来を的中させた
矢口新の名著『値上がる株に投資しろ!』を増補改訂!!
マーケットの真の力学を解き明かし、具体的な「生き残りの銘柄スクリーニング術」を指南する
投資家・トレーダーのための「実用的」な株の教科書
ファンダメンタルズにもテクニカルにも
短期売買にも長期投資にも
リスク管理にも資金管理にも
強力な論理的裏付けを提供
皆さんの周りで「株で儲けた」という話が増えてきたことと思います。
2003年4月に大底をつけた日経平均やTOPIXは、2006年9月の時点で、約2倍になりました。個別銘柄のなかには、その2?3年で数倍に値上がりしたものも珍しくありません。また、IPOへの応募も、儲かる確率が高いということで、ちょっとしたブームになりました。
そういった「おいしい話」を身近に聞く機会が増えてくると、自分にも儲けられるチャンスはないものかと心が揺れ動いてしまうのは自然の成り行きです。なにしろ、その期間に預貯金は、ほとんど金利を産まなかったのですから。
一方で「投資」や「投機」という言葉に、いまだに抵抗のある方々もいらっしゃることでしょう。しかし、日本の「物づくりの国」としての成熟度、少子高齢化という社会的な成熟度を見ていると、投資や投機は私たちの生活に、より一層身近なものになってくると思われます。
このあたりで本気になって「株式」というものを一から学んでみるのはいかがでしょうか。
また、株式投資のベテランの方々であっても、投資と投機の違いや、リスク管理について、もう一度本書で復習していただきたいと願っています。