なぜ、「怒る」のをやめられないのか~「怒り恐怖症」と受動的攻撃~
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4.7 • 7件の評価
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- ¥850
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発行者による作品情報
「怒り」とは「何かうまくいっていないことがある」というサイン。生きる上で非常に重要な感情である。しかし怒りを我慢させられるばかりで育つと「怒り恐怖症」に陥る。症状としては、一方は怒ることを否認し自分自身に向けたり、怒りを偽装して「受動的攻撃」という形で表出する。もう一方は怒りを溜めこんだ末、キレる。「怒らない」が盛んに目指されるが、抑圧した怒りは必ず別の形で表れる。怒りを適切に表現する大切さを説く
カスタマーレビュー
happy-ya
、
一緒に
アンガー・コントロールに挑戦しよう。キーワードは、「醒めて、怒れ」だ!
okayu76
、
怒りとの共存のための手引き
自分や他人の怒りと付き合うことはとても難しい。私は、言葉を4つ不自由なく使うことができ、専門でも博士号を取得しましたが、それと相反する、たくさんの人間関係での失敗をし、多くを失いました。長年、原因が自分の中にあると薄々と気づいていましたが、やつと最近、その名は、アンガー マネジメントと知りました。感情は、心だけで感じるのではなく、頭で考える必要があるということです。心理学的な本は沢山出ていますが、本書を読むことにより、一層深い、精神医学的な側面を理解することができます。これ以上怒りのせいで失いたくない人の為には一読をお勧めします。
他力一番
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吐き出せない怒りが自己破壊や間接的な攻撃に
要約すると、怒りの表出を良くないものとしつけられた結果、怒りの存在に気づかず間接的に表現したり自己破壊という形で表現するが、それによって周囲との関係が上手くいかないという状況を作り出してしまうというもの。
内なる怒りに気づかず自分や周りを精神的に追い込むメカニズムが分かりやすい。
対処法も具体的で良い内容だが、タイトルが分かりにくく損をしている印象。
心身的な病の根本には怒りの表出方法に問題が潜んでいるとい事に気付かされます。