めぞん文豪(1)
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4.5 • 4件の評価
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- ¥760
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発行者による作品情報
初の芥川賞候補となった「逆光」が落選となった太宰治は絶望していたところを文芸春秋社長の菊池寛に拾われ、彼が作家を支援するために作ったシェアハウスに案内される。そこには武者小路実篤や坂口安吾、そして「逆光」を酷評した川端康成もいて!?近代文学著名作家たちの文豪シェアハウスコメディ!
APPLE BOOKSのレビュー
太宰治、武者小路実篤、石川啄木、坂口安吾…そうそうたる文豪たちが、もし現代の日本でシェアハウスに住んだとしたら何が起きるか。奇想天外にして、思わずワクワクする設定をマンガで実現。暗い性格の人物像が浸透している太宰をはじめ、ユニークなキャラクターが際立った作家たちの言動とやりとりは、それぞれの作品になじみがない人にとっても新鮮で、十分に面白く読める。このマンガをきっかけに、それまで知らなかった名作小説が読みたくなるのはもちろん、実際の文士たちはどんな人間だったのかという好奇心まで呼び起こされ、もしかしたら文学への新たな入り口になる可能性もあるかもしれない。