Publisher Description
幼い息子を海で亡くした監察医の安藤は、謎の死を遂げた友人・高山竜司の解剖を担当した。冠動脈から正体不明の肉腫が発見され、遺体からはみ出た新聞紙に書かれた数字は、ある言葉を暗示していた。……「リング」とは? 死因を追う安藤が、ついに到達する真理。それは人類進化の扉か、破滅への階段なのか。史上かつてないストーリーと圧倒的リアリティで、今世紀最高のカルトホラーとしてセンセーションを巻き起こしたベストセラー。
Customer Reviews
バルコニーバス
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驚愕
私はこの小説の1年後に生まれました。
小さい頃にはすでにホラーブームが大きな荒波を立て、私はそれに嫌悪感を抱き連日流されるホラー特集に怯えて目を逸らしていたことを鮮明に覚えています。
映画リングが流行した当初は本当に呪われるとも思っており、なるべくホラーから避けていましたが、大人になった今はホラーなんてちっとも怖くはなくなり全てがフィクションだという認識が脳に刷り込まれた、からリングシリーズを読んだわけではなく、きっかけはパチンコのリングでした。
原作は映画と全く異なっていて内容も頭の悪い私でも滑らかにはいりこんでくるくらいに読みやすく、リングシリーズのとりこになりホラーというよりミステリーという印象を受け「こんなに面白い物が埋もれていたのか」という印象を受け続けていました。
リングというと映画の印象が強いといった方に是非とも読んでほしい、ホラーが好きでも苦手だという方でも絶対に楽しめると思います。
最後に、映画リングシリーズのリメイクを心より願っています。