カーターフック屋敷へようこそ
-
-
2.8 • 6件の評価
-
-
- ¥550
-
- ¥550
発行者による作品情報
大ベストセラー『ゴーン・ガール』の著者、待望の最新作。不気味な屋敷を舞台に悪魔のような少年を描くサイコ・スリラー。
アメリカで大ヒットし、映画化もされ世界的ベストセラーとなった『ゴーン・ガール』の著者による、待望の最新作。「ハンドサービス風俗嬢」兼「イカサマ占い師」の“わたし”を尋ねてきたのは、15歳の継子との関係に悩む裕福な主婦スーザン。彼女をいいカモと見なした“わたし”は、家の“浄化”を申し出る。しかしスーザンの家を訪れた“わたし”は、その異様な雰囲気と、継子マイルズの不気味さに何かを感じるようになり……。少年は悪魔か、それともただのペテン師か?全米が震えた衝撃のサイコ・スリラー。
APPLE BOOKSのレビュー
2006年のデビュー以来常に高い評価を得るアメリカ人ミステリー作家・ギリアン・フリン。3作目「ゴーン・ガール」は全米で反響を呼び、2014年に映画化され日本のみならず世界中に多くのファンを生み出した。作者は悪意ある女性を生々しく描くことで知られるが、本作「カーターフック屋敷へようこそ」の主人公も、霊能者を騙る風俗嬢で決して善人とは言えない。物語は裕福な主婦スーザンが、自宅に起こる怪奇現象について相談に訪れたところから展開してゆく。短編ながら陰影に満ちた描写と意外性に溢れ、作者の魅力を存分に堪能できる。特にこれまで彼女の作品を読んだことがないという読者には、ギリアン・フリンの世界を味見するつもりで束の間のスリルを楽しんでほしい。