キリスト教三大教派の物語
分離と多様性の歴史
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発行者による作品情報
世界最大の宗教であるキリスト教は、なぜ「カトリック」「正教」「プロテスタント」の三大教派に分かれたのか?
イエス・キリストの教えから始まった「一つの教会」が、いかにしてローマとコンスタンティノープルの対立を経て東西に分裂(大シスマ)し、さらにルターの宗教改革によって西方教会が揺らぎ、無数の宗派を生み出したのか。そのドラマチックな12章の物語を辿ります。
権威、典礼、聖職者のあり方から、聖霊の源泉(フィリオクェ)や救いの概念に至るまで、カトリック、正教、プロテスタントが持つ神学的・文化的な違いの核心を、初心者にも分かりやすく解説。
東西分裂、宗教改革という歴史の転換点を詳述するだけでなく、「聖書のみ」「信仰と行為」「神との合一(テオシス)」という三教派それぞれの根本教義を比較し、現代のエキュメニズム(教派間対話)までを俯瞰します。
信仰の多様性の中に息づく普遍的なキリストの精神とは何か。その感動的な歴史を読み解き、現代社会を形作ったキリスト教の壮大な流れを理解するための一冊です!