ゲノム解析は「私」の世界をどう変えるのか? 生命科学のテクノロジーによって生まれうる未来 ゲノム解析は「私」の世界をどう変えるのか? 生命科学のテクノロジーによって生まれうる未来

ゲノム解析は「私」の世界をどう変えるのか? 生命科学のテクノロジーによって生まれうる未‪来‬

    • 2.5 • 4件の評価
    • ¥1,600
    • ¥1,600

発行者による作品情報

テクノロジーの進歩と私たちの理解との間にあるギャップを埋めるにはどうすればいいのか。それを考えるのが本書の目的です。
第1章は、「テクノロジーが生物学を変えた」として、読者の皆さんが小中学校で習った生物の授業の内容と、今の生物学がいかに異なるものであるか、その理由としてテクノロジーの導入があったことを最初に紹介します。
第2章では、「ゲノム解析はデータ収集から始まる」として、ゲノム解析では膨大な人々からの膨大なデータが必要であることを示します。ジーンクエストの具体的な取り組みについても紹介します。
第3章は、「『私』のすべてがデータ化されていく」と題して、ゲノムだけでなく、私たちのあらゆる生体情報をデータ化して解析することで生命の謎を解明しようとする取り組みを紹介します。
ここまできて、読者の中には「『私』がデータ化されると何が変わるのか」「未来は一体どうなってしまうのか」と不安に思う方も出てくると思います。
そこで第4章では、「生命科学のテクノロジーが『私』の理解を超えるとき」として、テクノロジーと社会の関係や、なぜテクノロジーの発展に人々や社会の理解が追いつかないのか、ジーンクエストの前日談とも言える大学祭のエピソードも交えながら考えていきます。
そして、第5章の「生命科学の『流れ』を知れば『私』の世界と未来が見える」では、テクノロジーを有効活用するために一人ひとりができる心構えを述べます。
答えを先に書くと、それは「流れ」です。流れを理解できれば、おのずと未来を思い描けるようになるのです。生命科学のテクノロジーにはどのようなメリットとリスクがあり、有効活用するためにはどうすればいいのか、未来に向けた考え方ができるようになるはずです。
私の事業や専門分野の関係上、ゲノム解析に関連する話題が多いのですが、実はこれは、テクノロジーと社会との関係を考える一例にすぎません。
今後も進歩を続けるテクノロジーをうまく活用するにはどう考え、どうつきあっていけばいいのか。皆さんの身近なテクノロジーを想像しながら考えていただきたいと思います。

ジャンル
科学/自然
発売日
2017年
9月14日
言語
JA
日本語
ページ数
232
ページ
発行者
ディスカヴァー・トゥエンティワン
販売元
Digital Publishing Initiatives Japan Co., Ltd.
サイズ
1.3
MB
ゲノム編集の光と闇 ──人類の未来に何をもたらすか ゲノム編集の光と闇 ──人類の未来に何をもたらすか
2019年
遺伝子 超入門 遺伝子 超入門
2016年
LIFE SCIENCE(ライフサイエンス) 長生きせざるをえない時代の生命科学講義 LIFE SCIENCE(ライフサイエンス) 長生きせざるをえない時代の生命科学講義
2020年
エピジェネティクス エピジェネティクス
2014年
WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か
2021年
iPS細胞大革命 iPS細胞大革命
2012年
生理のコト 体のコト 恋のコト 全部知ってJC女子力向上BOOK 生理のコト 体のコト 恋のコト 全部知ってJC女子力向上BOOK
2017年
眠れなくなるほど面白い 図解 生命科学の話 眠れなくなるほど面白い 図解 生命科学の話
2024年