セシルの女王(1)
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4.3 • 14件の評価
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発行者による作品情報
誇り高き女王と、ある忠臣の物語――開幕!
『ベルサイユのばら』池田理代子氏、推薦。
『あさひなぐ』のこざき亜衣が新たに挑む――新時代を築く、本格歴史ロマン!!
時は1533年、イングランド。
善悪の尺度も命の行方も不確かな時代に、明日を夢見る少年が居た。
ウィリアム・セシル、12歳。
王に仕えることで出世を目論む彼は、衣装担当宮内官である父に連れられ、初めて城へと登る。
しかしそこに君臨していたのは、暴虐な絶対君主・ヘンリー8世だった。
“ここでは人の優しさや寛容には必ず裏がある”
“誰かが誰かを、常に見張ってる”
横行する暴力と裏切り、派閥争いや不貞。
夢見ていた宮廷との差に落ち込んだ少年は、その夜、王妃アン・ブーリンと出会い、
彼女のお腹の中の子……
未来の“王”に仕えることを誓うが――
実写映画化&舞台化も果たし、第60回小学館漫画賞一般向け部門を受賞した『あさひなぐ』、全34巻の完結から一年。
こざき亜衣が新たに挑むのは、近世イングランドを舞台とした本格歴史ロマン!!
「『ベルサイユのばら』から50年。若い女性漫画家による本格的な歴史漫画の登場に、心躍るようです。」(池田理代子氏)
これは、誇り高き女王と、彼女を支えたある忠臣の物語。
――さあ見届けよ、「彼女」と「彼」が築く、輝かしき【黄金の時代】を!!
APPLE BOOKSのレビュー
イギリスに黄金時代をもたらした女王エリザベス1世と、その忠臣の絆を描く本格歴史ロマン。主人公は、衣装担当宮内官の父を持つウィリアム・セシル、12歳。初めての出仕で暴君ヘンリー8世と宮廷人たちの腐敗に失望した彼は、懐妊中の王妃アン・ブーリンに救われ、彼女の産む子に“我が王”として仕えることを誓う。『あさひなぐ』のこざき亜衣が挑む注目作。暴力を憎み、知力で新しい時代を切り開こうとするセシルのキャラクターが、数多ある歴史物の主人公と異なる新しい魅力を放つ。彼の目に映る女王の、りりしく輝かしい姿も印象的。性別を超えバディとなっていく2人が、悩み迷いながらどんな人間ドラマを繰り広げるのか、目が離せない。