ディレイ・エフェクト ディレイ・エフェクト

ディレイ・エフェク‪ト‬

    • ¥1,300
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発行者による作品情報

いま最も注目されている宮内悠介が、時の流れをこえて、この世界の真実に迫る!

芥川賞候補作品。


いまの東京に重なって、あの戦争が見えてしまう――。

茶の間と重なりあったリビングの、ソファと重なりあった半透明のちゃぶ台に、曾祖父がいた。

その家には、まだ少女だった祖母もいる。


昭和十九年の戦時下が、2019年の日常と重なっているのだ。

大混乱に陥った東京で、静かに暮らしている主人公に、昭和二十年三月十日の下町空襲が迫っている。

少女のおかあさんである曾祖母は、もうすぐ焼け死んでしまうのだ。

わたしたちは幻の吹雪に包まれたオフィスで仕事をしながら、落ち着かない心持ちで、そのときを待っている……。


表題作「ディレイ・エフェクト」の他、「空蝉」と「阿呆神社」を収録した驚愕の短篇集。

ジャンル
SF/ファンタジー
発売日
2018年
2月7日
言語
JA
日本語
ページ数
184
ページ
発行者
文藝春秋
販売元
BUNGEISHUNJU LTD.
サイズ
1.2
MB
盤上の夜 盤上の夜
2014年
人工知能の見る夢は AIショートショート集 人工知能の見る夢は AIショートショート集
2017年
宮辻薬東宮 宮辻薬東宮
2019年
ヨハネスブルグの天使たち ヨハネスブルグの天使たち
2015年
彼女がエスパーだったころ 彼女がエスパーだったころ
2018年
超動く家にて 超動く家にて
2021年