ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人
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3.9 • 146 Ratings
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Publisher Description
死ぬ権利を与えてくれ――。安らかな死をもたらす白衣の訪問者は、聖人か、悪魔か。警視庁VS闇の医師、極限の頭脳戦が幕を開ける。安楽死の闇と向き合った警察医療ミステリ!
Customer Reviews
(´-ω-`)(b^ー°)
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映画公開!ということで原作を読んでみた
綾野剛に惹かれ映画を鑑賞したものの、物足りなさ…もっと言えば「内容の薄さ」に驚愕し、これは原作を読まなくては作者に失礼なのでは?💦と思い、手に取りました。
日本ではまだまだその議論や発言を躊躇ってしまう人も少なくないであろう尊厳死や安楽死について考えさせられる内容でした。
映画では希薄になってしまった主人公である犬飼の人柄やドクター・デスと関わる中で変化する心情などがわかりやすく描かれており、不器用でではありながらも感情移入しやすい人物であったと思います。
どう纏めるの?と期待していただけに、ラストもうワンパンチ欲しかったな、という印象ですが、全体的にはとても面白かったです。
映画しか見ていない人には、勿体無いから絶対に読んでほしいです!
とうふあ
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究極ですが、現実です。
前半は大切な人や自分の存在、何より法律ついて考えさせられながら読んでいました。答えが出ないモヤモヤで終わるのかと思いきや、後半は泣きながら一気に読みました。まだ答えは出ていないし、答えを出すことが正なのかも分からないけど、モヤモヤは無く、この現実と「向き合おう」という思いで今は胸がいっぱいです。
はるさきしようこう
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ただの刑事ドラマではない
映画が話題になっていて見てみたいと思ってけど、どんな話か興味があり読んでみた。犯人逮捕に向けたどんでん返しに読んでいて、犬養でなく自分がそうかーと思ってしまった。とても深いテーマで考えさせられたが,本としてはとても面白かった