ネガティヴ・ケイパビリティで生きる ネガティヴ・ケイパビリティで生きる

ネガティヴ・ケイパビリティで生き‪る‬

谷川嘉浩 その他
    • ¥1,800
    • ¥1,800

発行者による作品情報

「わからなさ」を抱えて生きる方法を熱論!

情報や刺激の濁流にさらされる加速社会は、即断即決をよしとする世界だ。私たちは物事を性急に理解し、早々に結論を出し、何でも迅速に解決しようとする。しかし、それでいいのだろうか。「ネガティヴ・ケイパビリティ」とは不可解な物事、問題に直面したとき、簡単に解決したり安易に納得したりしない能力のこと。わからなさを受け入れ、揺れながら考え続ける力だ。注目の若手論客3人が対話でネガティヴ・ケイパビリティの魅力と実践可能性に迫る知の饗宴!

* * *

リスクや不確実性に満ちた社会を渡り歩くために、大半の人は余計な時間やコストをかけることを避け、身軽で即断即決のスッキリした生き方、悩みや疑いなどないスピード感ある生き方を追い求めています。そういう流れに抗して、私たちはこの本で「ネガティヴ・ケイパビリティ」の価値を訴えようとしています。本書の試みは、濁流の中に「よどみ」を作るような仕事だと言えるかもしれません。激しすぎる流れの中で、魚やその他の水生生物は暮らしを営むことができません。魚などが暮らしやすい環境には、「よどみ」があります。同じことが、人間の生態系にも言えるはずです。何事も変化し続ける社会において「よどみ」は、時代遅れで、回りくどく、無駄なものに見えますが、そういうものがなければ、私たちは自分の生活を紡ぐことに難しさを感じるものです。逆に言えば、この社会に「よどみ」が増えれば、前よりも少し過ごしやすくなります。(「はじめに」より)

ジャンル
ノンフィクション
発売日
2023年
2月9日
言語
JA
日本語
ページ数
288
ページ
発行者
さくら舎
販売元
Digital Publishing Initiatives Japan Co., Ltd.
サイズ
3.4
MB
増補改訂版 スマホ時代の哲学 なぜ不安や退屈をスマホで埋めてしまうのか 増補改訂版 スマホ時代の哲学 なぜ不安や退屈をスマホで埋めてしまうのか
2025年
人生のレールを外れる衝動のみつけかた 人生のレールを外れる衝動のみつけかた
2024年
公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集
2024年
スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険 【購入者限定】スマホ時代を考えるための「読書案内」付き スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険 【購入者限定】スマホ時代を考えるための「読書案内」付き
2022年
質的社会調査のジレンマ 上巻 質的社会調査のジレンマ 上巻
2022年
クリティカル・ワード ゲームスタディーズ クリティカル・ワード ゲームスタディーズ
2025年