ノモンハンの夏
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3.7 • 15件の評価
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発行者による作品情報
「絶対悪」が、背広をきてソファに座っている……著者が辻政信に初めて会った感慨である。師団によっては76%という絶望的な損耗率のノモンハン事件を扇動しながら、狂いもせず、戦後は国会議員となった男。この戦いを可能にしてしまったのは、いったい何だったのか? 参謀本部作戦課と関東軍作戦課、二つのエリート集団が齟齬をきたし、満蒙国境の悲劇がはじまった。モスクワのスターリン、ベルリンのヒトラーの野望、中国の動静を交えて雄壮に描く、ノモンハン事件の決定版。
カスタマーレビュー
Kantork
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義務教育の必読書にすべき日本近代史の名著
構造的欠陥を抱えた組織が如何に有害か。その代償を人命で贖う時、どれ程の血が流されるか。日本人なら若いうちに読むべき、若くなくても一読すべき名著のひとつです。