ライフスタディ ヘブル人への手紙
-
- ¥4,000
-
- ¥4,000
発行者による作品情報
ライフスタディ
ヘブル人への手紙
第一編序文
ヘブル人への手紙は深遠で豊富です。それは天的概念において深遠で、天的嗣業において豊富です。ヘブル人への手紙のライフスタディで、わたしたちはこの書の深遠な概念とその天的嗣業に関心を持ちます。わたしたちはこの書の深みに飛び込む必要があります。
一背景
ヘブル人への手紙の概念と豊富の中に入り込もうとするなら、この文書の背景を知らなければなりません。これは重要です。ヘブル人への手紙に関する情報を得ることはだれにも難しいです。著者の名は告げられておらず、だれに対して書かれたのかもはっきり述べられていません。ヘブル人への手紙は他のすべての書簡と全く異なっています。それには、それ自身の特別な性格があります。他の書簡はすべて、だれによってだれに対して書かれたかを告げて始めます。しかしながら、ヘブル人への手紙はこのように始めます。「神は、昔は多くの部分に分けて、多くの方法で、預言者たちを通して、父祖たちに語られましたが、この終わりの日には、御子の中でわたしたちに語られました」(一・一―二)。だれがこの書を書いたのでしょうか?聖書は告げていません。だれに対して書かれたのでしょうか?全く奥義です。なぜなら、聖書はいずれも告げていないからです。こういうわけで、この書をよく知っているクリスチャンはごくわずかです。