ライフスタディ 出エジプト記(上)
-
-
5.0 • 1件の評価
-
-
- ¥4,000
-
- ¥4,000
発行者による作品情報
聖書の神聖な啓示は漸進的であり、一書また一書、一章また一章と開かれ、発展していきます。聖書の六十六冊の書は、およそ千六百年の期間にわたって書かれました。この長い期間中、神はある特定の時に一度限り語られたのではありません。むしろ、神は彼の民に漸進的に、時を追って、長い期間にわたって語られました。
コロサイ人への手紙第一章二五節でパウロは、自分は神の執事職にしたがって奉仕者になった、それは「神の言を完成するためで」あると言いました。パウロの当時は、聖書における神の啓示はまだ完成されていませんでした。ですから、神の言を完成するために、パウロは語り、また書く負担を取り上げる必要があったのです。しかしながら、聖書における神聖な啓示の完成を明示するのは、啓示録におけるヨハネの文書です。その啓示は全体的であるので、わたしたちは神の啓示の言葉に付け加えることも、取り去ることもないようにと警告されています(啓二二・十八―十九)。今や聖書における神の漸進的な啓示は完成されているので、だれもそれに何を付け加えることも許されません。今日わたしたちがしなければならないのは、一書また一書と漸進的に聖書を読み、学び、探り求めさえすることです。