ヴィンランド・サガ(26)
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- ¥760
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発行者による作品情報
ヴァイキング達が跋扈する11世紀北欧を舞台にトルフィンが本当の戦士を目指す物語。父親の仇を討つために過ごした幼少期、奴隷として農場で過ごした青年期を経てトルフィンはヴィンランドへの渡航を本格的に模索するようになる。北海最強の武力集団・ヨーム戦士団の居城・ヨムスボルグを中心にバルト海が戦火に包まれたヨーム継承戦争にまきこまれたトルフィンだが、辛くも戦争を生き抜いた。東ローマ帝国への交易で莫大な資金を調達したトルフィン達一行はアイスランドに帰郷。故郷のアイスランドで結婚式を挙げたトルフィンとグズリーズはヴィンランド移住計画の賛同者を募る。そしてついに約束の地・ヴィンランドへと出港した! まずは、レイフの故郷・グリーンランドでさらなる移住希望者を募り、補給を完了。ヨーロッパの最西端から世界の果てを目指して海を越えた! かつてレイフが住んだ小屋を見つけたトルフィンは、そこで石の矢じりのついた矢を見つける。そこはトルフィンの目指した「まだ誰のものでもない土地」ではなかった。さらなる南下を果たし理想の条件の土地に「アルネイズの村」と名をつけて開拓を進めたトルフィン達。一冬越せば収穫が見込める。だが、そこにも「現地の人々」がやってきた。いよいよ、トルフィンの人生そのものが問われ、試される時が来た!
カスタマーレビュー
交易、そして人類の発展と罪
人類の発展のきっかけは交易にある。(最近話題の書「OPEN」より)その姿をこの巻で見ることができる。OPENな(開かれた)姿勢や態度が、イノベーションを生み、人類は文化を発展させてきた。
一方で、この巻の先住民の占い師が見た夢は、今後、人類の発展と共に引き起こされる人類の罪となる戦争。これは紛れもなく現実のことであり、不都合な真実を突きつけられ、胸が苦しくなる。
巻を重ねるごとに面白くなる。まだ完結していないけど既に超名作。
おもしろい
未知への恐怖、時間の大切さ、思想の違い等色々読み応えのあるナンバーでした。