一寸法師
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Publisher Description
江戸川乱歩初の新聞連載小説で、『東京朝日新聞』に大正15(1926)年12月8日から昭和2(1927)年2月20日まで連載された。
ある夜、青年作家・小林紋三は、人間の手首がのぞく風呂敷包みを持った不気味な背の低い男と出くわす。不思議に思い跡をつけていくと、この男は養源寺という寺に姿を消したのだった。
そんな中、小林は同郷の先輩、山野大五郎の後妻である百合枝と出会い、娘三千子が失踪したことを知る。小林の依頼で名探偵明智小五郎が失踪事件の謎を解明するために乗り出す。
しかし、山野家の人々は一筋縄ではいかない秘密を抱えていた。そして、その秘密は小林が出くわした不気味な男(一寸法師)へと繋がっていくのだった。
江戸川乱歩の「通俗長篇もの」の代表作で、初の映画化作品でもある。
この作品には、昨今では不適切として受け取られる可能性のある表現が含まれますが、当時の時代背景、表現およびオリジナリティを尊重し、そのままの形で作品を公開します。