下垣内教授の江戸 下垣内教授の江戸

下垣内教授の江‪戸‬

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発行者による作品情報

ほんとうに人を斬ったのか──幕末から戦前までを駆け抜けた、日本美術家の生涯。近代美術のすごみが横たわる圧巻の長篇時代小説!

東京美術学校の発足に携わり、帝国博物館でも要職を務めるなど、「日本美術」の目利きと称された下垣内邦雄が、関東大震災、金融恐慌、世界恐慌に襲われたあとの1931年、歴史の大きなうねりの中で亡くなった。思い起こされるのは、ある新聞記者による4年前の単独取材だった。美術に関する意図とおりの質問のあと、下垣内教授は自らの半生について語り始める。「俺は人を斬ろうとしたことがあるんだよ」。凡百の出世物語とは似ても似つかぬ、幕末活劇とはまったくちがう話に、記者はかっさらわれたのだった……。

ジャンル
小説/文学
発売日
2024年
12月18日
言語
JA
日本語
ページ数
256
ページ
発行者
講談社
販売元
Kodansha Ltd.
サイズ
2.9
MB
つまをめとらば つまをめとらば
2018年
白樫の樹の下で 白樫の樹の下で
2013年
かけおちる かけおちる
2015年
伊賀の残光 伊賀の残光
2015年
半席(新潮文庫) 半席(新潮文庫)
2018年
鬼はもとより 鬼はもとより
2017年