五十鈴川狂歌車
Publisher Description
三陀羅法師撰、葛飾北斎画の狂歌絵本。享和2年(1802)正月、蔦屋重三郎刊、大本1冊。北尾政演の『吾嬬曲狂歌文庫』以来の画像入り狂歌集で、三陀羅法師の千秋連が一堂に会する。題名の由来は、序に「月ころ神路山の瑞籬(ひもろき)に友垣(ともかき)のよめる吾嬬曲(あつまふり)巻て奉らむ事をねぎし」云々とあるように、伊勢神宮に奉納する願望があったためという。また「狂歌車」は、祭(鈍々亭)和樽(まつりのわたる)が出版に力を尽くした様を、祭の山車の引き留めるのが難しいさまに引っ掛けたもの。五十人一首は、自得庵花咲翁を巻頭に、最後は蘭麝香保留、祭和樽、千秋庵三陀羅法師の順。式亭三馬、十編(返)舎一九も含まれる。北斎の絵は、各狂歌師の扮装にアイディアを尽くしており、見応えがある。(鈴木淳)(国立国会図書館デジタルコレクション解題より)
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タイトルヨミ:イスズガワ キョウカグルマ
著者標目:三陀羅法師, 1731-1814、葛飾北斎, 1760-1849、藤堂梅花, 1770-1844
著者ヨミ:センシュウアンサンダラ(サンダラホウシ)、ホクサイトキマサ(カツシカホクサイ)、フジカラマル(トウドウバイカ)
出版者:蔦屋重三郎
出版年月日:1802
種類:狂歌