亜愛一郎の狼狽
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5.0 • 2件の評価
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発行者による作品情報
人けのない宮前空港で、折からの驟雨にずぶ濡れになって、約二時間も佇んでいる中年男がいた。宮前署の羽田刑事だ。彼はまもなく到着予定の旅客機を待っていた。この機の離陸直前、何者かが爆破を予告したのだ。ふと目を転じた羽田は、写真機のそばを動き回る三人の男に気がついた。中でも、長身の美青年の奇妙な動きが……。隙のない服装と端麗な顔立ち、だが、その挙動は常におどおどして落ち着きがない。ユニークな名探偵亜愛一郎が次々と難事件に挑戦する傑作事件簿!
カスタマーレビュー
サモトラケのニャンコ
、
シリーズ全巻で見事な作品
亜愛一郎全三巻シリーズの一巻目。
40年前から何度買ったか、何度読んだか分からないほど印象的な登場人物に魅了されてしまった。最初の第一話から最後のフィナーレに続くストーリー展開は見事としか言いようがない。職人のなせる匠の技と言っても過言でない。
目次に第5話のG線上の鼬が表示されていないことも瑣末なこと。素晴らしい魅力的なシリーズである。