人類資金I
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3.1 • 124件の評価
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発行者による作品情報
終戦時、日銀の地下倉庫から莫大な金塊が姿を消した。戦後の混乱と日本の復興を糧に膨れ上がったその資産の名は『M資金』。七〇年ののち、詐欺を生業とする真舟雄一の前に“M”と名乗る男が現れ、とてつもない計画を持ちかける。「『M資金』を盗み出してもらいたい。報酬は50億」待望の書下ろし超大作!(講談社文庫)
APPLE BOOKSのレビュー
「亡国のイージス」「終戦のローレライ」など、戦時下における男たちのドラマを得意とする福井晴敏が、戦後史最大のタブーと言われる "M資金" をテーマに描いた「人類資金」。本作では、第2次大戦中に日本軍がアジア全域から集め秘匿したといわれる秘密基金(通称M資金)がいまも存在するという設定のもと、ロシアやアメリカを巻き込んだ国際的なマネーゲームが展開されていく。難解なテーマに思えるかもしれないが、そこは現実味のある物語を紡ぐことに定評のある著者。巻頭に、M資金にまつわる実際の新聞記事などを意図的に配すことでノンフィクションのような体裁を取り、M資金は本当に存在するのではないかと読者に思わせ、物語に引き込んでいく。主人公である詐欺師の真舟をはじめ、巨額の富に魅せられた人々の心理戦を描いたサスペンス大作。
カスタマーレビュー
つよつよつよつ
、
引き込まれる
まだ1️⃣だが一気によんでしまった。