「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策
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3.6 • 61件の評価
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- ¥1,900
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発行者による作品情報
『言語の本質』(中公新書)で
「新書大賞2024」大賞を受賞した
今井むつみ氏の書き下ろし最新刊!
間違っているのは、
「言い方」ではなく「心の読み方」
ビジネスで 学校で 家庭で ……
「うまく伝わらない」という悩みの多くは、
「言い方を工夫しましょう」「言い換えてみましょう」
「わかってもらえるまで何度も繰り返し説明しましょう」では解決しません。
人は、自分の都合がいいように、いかようにも誤解する生き物です。
では、都合よく誤解されないためにどうするか?
自分の考えを“正しく伝える”方法は?
「伝えること」「わかり合うこと」を真面目に考え、
実践したい人のための1冊です。
APPLE BOOKSのレビュー
言語学と認知科学の掛け合わせで言語の謎に迫ったベストセラー『言語の本質』が話題となった今井むつみが、コミュニケーションの本質を探り、よりよい伝え方を伝授する指南書。言ったことが相手に伝わらないということは、誰にでも日常的に起こり得る。その改善策として「伝え方」ではなく、相手の「受け取り方」への理解にフォーカスし、円滑なコミュニケーションのこつを探る。例えば一言「ネコ」と言っても、人それぞれに頭に浮かべるネコの姿が違うように、私たちはそれぞれに違う「認知の枠組み」「思考の枠組み」を持っていると筆者は説く。そしてその違いを知るために、まず人間はどのように物事を記憶したり、理解したりしているのか、さまざまな例を挙げながら説明する。その上で、メールの書き方や上司と部下のやり取りなど、ビジネスシーンの困り事を取り上げながら、解決策を提示する。コミュニケーションに悩んだとき、一歩立ち止まって本書の示す「認知科学的な留意点」を思い出せば、進むべき道が見えてくるはずだ。
カスタマーレビュー
1から10まで全て面白い
初めから最後まで、充実した内容だった。特に、最後のコミュニケーションの方法については、必見である。何回説明してもつたわらないのは、相手が悪いわけじゃなく、自分と相手との認知の差についての理解が必要だったのだ。