吉方廼滝
Publisher Description
滝之本千丈撰、絵入り狂歌本。天保4年(1833)3月序。折本大判1帖。狂歌堂嶋人の序に「故翁の巴の流泉の湧出るかことくみなきり落るたきのもと」云々とあるように四方真顔(故翁)の流儀の継承を意図したもの。狂歌は、前半が「花」、後半が「紅葉」を題として、信濃善光寺の僧都連、新吉原連、繊月亭、その他の諸国の人々及び「同名義故判者之部」という括りの狂歌が並んでいる。おもな狂歌師は、愚連堂凹、秋長堂物梁、歌垣綾麻呂など。巻軸は千丈の「滝の川魚の帯なすもみち葉は王子をまとふ錦なりけり」。絵は、高島千春と魚屋(葵岡)北渓が、画題の「滝殿乃花」と「滝の川紅葉」に即して、狂歌の舞台でもある王子滝の川の景趣を描いた。(鈴木淳)(国立国会図書館デジタルコレクション解題より)
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タイトルヨミ:エホウノタキ
著者ヨミ:キョウカドウシマンド(キョウカドウシマンド)、チハル、ホッケイ(トトヤホッケイ)
出版年月日:1833
種類:絵本・絵巻、絵画