在りし日の歌
亡き児文也の霊に捧ぐ
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Publisher Description
フランスの詩人ランボーに憧れ、30歳の若さで夭折した孤高の詩人中原中也の第2詩集。1937(昭和12)年、死の直前に自ら編集・清書し、文芸評論家の小林秀雄に託され、翌年に創元社から刊行された。それは、第1詩集『山羊の歌』刊行以来2年余にわたる難航の末のことだった。中也の死の前年にわずか2歳で亡くなった長男に宛てた「亡き児文也の霊に捧ぐ」の献辞が付せられているように、文也の追悼詩集でもある。「含羞」から始まる「在りし日の歌」42篇と、「ゆきてかえらぬ」から始まる「永訣の秋」16篇の2部構成となっている。この詩集に収められた「ホラホラ、これが僕の骨だ」と語られる『骨』は、日活映画『太陽への脱出』の中で、伊部晴美が曲を付け、石原裕次郎が歌っている。
Customer Reviews
榊原
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なんだか好き
何がって言われても分からないけど好き。
ついつい読んでしまう。
ただ、山羊の歌のほうが好き。