地球へ… (1)
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- ¥440
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発行者による作品情報
遙か遠い未来……ワープ航法を可能にした人類は、欠乏する資源を求めて宇宙へと飛び立つなか、一つの結論に到達した。人間たちこそが地球(テラ)を窒息させる――と。そして訪れた、特殊政府体制(スペリオルドミネーション)の時代。性格一致、完全温厚、歩行整然……一糸乱れず。エネルギーのぬけた顔が並ぶ中ひときわ目立つ、エネルギーがありあまった不良児童・ジョミー・マーキス・シンにも“目覚めの日”が訪れようとしていた。1977年の連載開始と共に大ブームを巻き起こした、冒険と感動の超大作SFコミックス『地球へ…』。連載当時のカラーページを完全復刻し、今よみがえる!
APPLE BOOKSのレビュー
1977年に誕生した、竹宮惠子の伝説的SFコミック。舞台は、滅び行く地球を再生させるため、人類が植民惑星へ移住した遠い未来。コンピュータ管理下の人類に弾圧されていた特殊能力者たち、ミュウは地球への帰還を夢見て動き出す。環境破壊やITによる管理社会など、現代人にとって切実な状況を予見した世界設定に驚かされる作品。整然とコンプライアンスに従う温厚な人間が「正しい」とされる世界で、不良と見なされる少年ジョミーのあふれるエネルギーがまぶしい。ミュウのリーダーとして成長していく彼を中心に、さまざまな背景を持つ人々の壮大な群像大河ロマンでもある。2度のアニメ化も納得の名作を、美しいカラーと共に味わいたい。