宇宙海兵隊 ギガース
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4.7 • 3件の評価
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- ¥570
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発行者による作品情報
地球連合は独立を求める木星圏の反乱者たちとの抗争に苦戦していた。膠着状態を打破すべく最新兵器の投入が決定される。コードネーム「G」――「ギガース」、そのパイロットは情報部から来たリーナ・ショーン・ミズキだった。彼女と宇宙海兵隊の男たちの新たな戦いが始まる。著者、もうひとつの代表作!
APPLE BOOKSのレビュー
警察小説の第一人者、今野敏によるSF戦記。数々の名だたる文学賞を受賞した『隠密捜査』シリーズをはじめ、警察小説の分野で多くの傑作を生み出してきた作者は、SFからバイオレンスアクションまで幅広いジャンルを手掛けることでも知られている。本作は、そんな作者のSFへの嗜好(しこう)を象徴する人気シリーズ。地球連合軍は木星の独立を求める“ジュピタリアン”との戦いに苦戦を強いられ、膠着(こうちゃく)状態に陥っていた。その状況を打破すべく、人型兵器の最新鋭機、コードネーム“G”という“ギガース”の投入が決定される…。ガンダムの模型制作を趣味とし、『機動戦士Zガンダム』の外伝を書いたこともある今野敏ならではのスペースオペラ的な要素もありながら、戦闘シーンは重力、慣性、軌道など宇宙空間の物理法則にのっとりリアルに描かれる。SFミリタリーの面白さにとどまらず、政府内部の政治闘争、ジュピタリアンの精神的支柱であるヒミカの存在と反乱の背景にある謎など、作者の警察小説に通じるミステリーやスリラーの要素もたっぷりと盛り込まれている。