山月記
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4.2 • 996 Ratings
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Publisher Description
明治・昭和時代の日本の小説家である中島敦の作品。詩人として名を成そうと志すも、「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」のせいで切磋琢磨しようとせず、人喰い虎と化してしまった元官吏・李徴。進んで教えを請い、求めて友と交わることの大切さ…。自分の中にある僅かばかりの才能の空費…。努力を嫌う怠惰…。自分自身のことを指摘されているような心持ちに…。名作。
Customer Reviews
ゆいなやよい
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高校時代を思い出して
懐かしく読みました
大仏の娘
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すごい
人間の業の深さよ
*・。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。.
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昔、読んだ筈だが
年齢が50を迎えようとしている現在まで思い出すこともなかった。
これは夢を諦めきれずに、かといってまともに行動を起こすこともなく歳を重ねた人間の心情を描いた物語だったんだな。
同じように取り返しのつかない境遇になって、初めて心の底から理解できたよ。