岩波データサイエンス Vol.3
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発行者による作品情報
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観察データ、とくに再現不可能な現実データからいかに因果関係を読みとるか。データの欠失・バイアス・制約条件などのため解析は困難だが、それだけに現場からの強い期待がある。サイエンティストに必須でかつ市民の教養としても基本となる「因果の方向」「交絡」「介入」に関する入門解説から、すぐに役立つ解析手法までを紹介する。
vol.3特集=因果推論―実世界のデータから因果を読む 【特集(基礎)】因果推論ことはじめ(立森久照) 相関と因果と丸と矢印のはなし―はじめてのバックドア基準(林岳彦・黒木学) 準実験のデザイン―観察データからいかに因果関係を導き出すか(津川友介)統計的因果効果の基礎―傾向スコアと操作変数(星野崇宏) 【特集(事例)】CM接触の因果効果と調整効果(加藤諒・星野崇宏) 傾向スコアを用いたバント効果の推定(中村知繁・南美穂子) 差の差法で検証する「保育所整備」の効果(山口慎太郎)【連載】正定値行列の情報幾何2(小原敦美・土谷隆) 確率と論理を融合した確率モデリングへの道3(佐藤泰介)【その他】小説《海に溺れて》(円城塔) 計算機でつくる面白いナンプレ(とん)