幕府年中行事
発行者による作品情報
徳川幕府の年中行事を描く。巻末の狩野友信、加藤直種連名の跋文によれば、もと幕臣井関某(葛飾北斎門人)が描き帝国大学図書館に所蔵されていたものの模写で、解説は文政年間北村季文が詠んだ年中行事百首歌合(幕朝年中行事歌合)の詞書(堀田正敦)によるという。門松、町入御能の2図は新たに描き、加藤が解説を執筆した。狩野友信(1843-1912)は幕府奥絵師浜町狩野家9代目。維新後文部省に出仕し、東京美術学校等で教え、フェノロサの協力者でもあった。幕末には川上冬崖、ワーグマンに洋画も学んでいる。加藤直種(1845-1902)は江戸後期の歌人・国学者加藤(橘)千蔭の後裔で、好古家・蔵書家として知られた。(国立国会図書館デジタルコレクション解題より)
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タイトルヨミ:バクフネンジュウギョウジ
著者ヨミ:カノウトモノブ、カトウナオタネ
出版者:写
出版年月日:1898
種類:武家故実