怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ 怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ

怪物に出会った日 井上尚弥と闘うというこ‪と‬

    • 4.7 • 21件の評価
    • ¥2,000
    • ¥2,000

発行者による作品情報

ナルバエス、ドネア、河野公平、田口良一……井上尚弥との一戦に己の人生を賭けて挑んだ男たちは、「モンスター」の拳に何を見たか?

「みんな、井上と闘うなら今しかない。来年、再来年になったらもっと化け物になる。歯が立たなくなるぞ」
2013年4月、井上尚弥のプロ3戦目の相手を務めた佐野友樹はそう叫んだ。
それからわずか1年半、世界王座を計27度防衛し続けてきたアルゼンチンの英雄オマール・ナルバエスは、プロアマ通じて150戦目で初めてダウンを喫し2ラウンドで敗れた。「井上と私の間に大きな差を感じたんだよ……」。
2016年、井上戦を決意した元世界王者・河野公平の妻は「井上君だけはやめて!」と夫に懇願した。
WBSS決勝でフルラウンドの死闘の末に敗れたドネアは「次は勝てる」と言って臨んだ3年後の再戦で、2ラウンドKOされて散った。
バンタム級で史上初となる4団体統一を果たし、スーパーバンタム級初戦となったスティーブン・フルトン戦で2団体のベルトを獲得。進化し続ける「モンスター」の歩みを、拳を交えたボクサーたちが自らの人生を振り返りながら語る。強く、儚く、真っ直ぐな男たちが織りなす圧巻のスポーツノンフィクション。

【本書の内容】
プロローグ
第一章 「怪物」前夜(佐野友樹)
第二章 日本ライトフライ級王座戦(田口良一)
第三章 世界への挑戦(アドリアン・エルナンデス)
第四章 伝説の始まり(オマール・ナルバエス)
第五章 進化し続ける怪物(黒田雅之)
第六章 一年ぶりの復帰戦(ワルリト・パレナス)
第七章 プロ十戦目、十二ラウンドの攻防(ダビド・カルモナ)
第八章 日本人同士の新旧世界王者対決(河野公平)
第九章 ラスベガス初上陸(ジェイソン・モロニー)
第十章 WBSS優勝とPFP一位(ノニト・ドネア)
第十一章 怪物が生んだもの(ナルバエス・ジュニア)
エピローグ

【著者略歴】
森合正範(もりあい・まさのり)
1972年、神奈川県横浜市生まれ。東京新聞運動部記者。大学時代に東京・後楽園ホールでアルバイトをし、ボクシングをはじめとした格闘技を間近で見る。卒業後、スポーツ新聞社を経て、2000年に中日新聞社入社。「東京中日スポーツ」でボクシングとロンドン五輪、「中日スポーツ」で中日ドラゴンズ、「東京新聞」でリオデジャネイロ五輪や東京五輪を担当。雑誌やインターネットサイトへの寄稿も多く、「週刊プレイボーイ」誌上では試合前に井上尚弥選手へのインタビューを行っている。著書に『力石徹のモデルになった男 天才空手家 山崎照朝』(東京新聞)。

ジャンル
ノンフィクション
発売日
2023年
10月26日
言語
JA
日本語
ページ数
440
ページ
発行者
講談社
販売元
Kodansha Ltd.
サイズ
24.7
MB

似たブック

スクール・ウォーズ~落ちこぼれ軍団の奇跡~ スクール・ウォーズ~落ちこぼれ軍団の奇跡~
1985年
真説・佐山サトル タイガーマスクと呼ばれた男 真説・佐山サトル タイガーマスクと呼ばれた男
2018年
ラストパス 引退を決断してからの5年間の記録 ラストパス 引退を決断してからの5年間の記録
2021年
泣き虫しょったんの奇跡 完全版 サラリーマンから将棋のプロへ 泣き虫しょったんの奇跡 完全版 サラリーマンから将棋のプロへ
2010年
砂まみれの名将―野村克也の1140日― 砂まみれの名将―野村克也の1140日―
2022年
龍時(リュウジ)01─02 龍時(リュウジ)01─02
2004年

カスタマーはこんな商品も購入

心が震えるか、否か。 心が震えるか、否か。
2021年
砂まみれの名将―野村克也の1140日― 砂まみれの名将―野村克也の1140日―
2022年
デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場 デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場
2020年
嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか 嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか
2021年
Number(ナンバー)1094・1095号 Number(ナンバー)1094・1095号
2024年
真相 真相
2014年