悲劇の誕生
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発行者による作品情報
(この本について)
この古典教養文庫版の「悲劇の誕生」には次のような特長があります。
1、現在では使われない言い回しや言葉は、現在普通に使われる言葉に置き換えました。またルビを大幅に追加し、旧漢字は新漢字に置き換えました。
2、わかりにくい言葉や、登場人物、でき事、作品などについての適切な注を、割り注の形で入れてありますので、本文の理解が深まります。これは編集者が加えたものです。
3、人名・地名は、現在通常に使われている表記に変更しました。
底本は以下のものとなります。
新潮社 ニイチェ全集 第七巻
昭和二十六年四月二十六日 印刷
昭和二十六年四月三十日 発行
(作者について)
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ Friedrich Wilhelm Nietzsche
一八四四年、ニーチェは牧師の長男としてザクセンのリュッツェン近郊レッケンに生まれました。
幼くして父を失いナウムブルクに移り、シュールプフォルタを経て、ボン大学に入り神学と古典文献学とを学び、更にライプチヒ大学に転じました。
卒業後一八六九年バーゼル大学において古典文献学教授となり、以来十年間、初期の出版、普仏戦争従軍、ワーグナーとの交渉等の事件がありましたが、病気のため教職を辞しました。
それより再び十年間、ジェノア、ローマ、シリス・マリア、ニース、ヴェニス等に転々と越冬・避暑しつつ著述生活を続けました。
一八八九年一月トリノの街頭で精神錯乱し、九七年までナウムブルクで母の看病を受け、その死後ワイマルの妹の許に移され、一九〇〇年に同地で没しました。
「反時代的考察」「この人を見よ」「偶像のたそがれ」「ツァラトストラはかく語りき」「人間的な、余りに人間的な」「権力への意志」「悲劇の誕生」「善悪の彼岸」「道徳の系譜」などの著書があります。
(古典教養文庫について)
*ホームページができました(https://kotenkyoyo.com/)。ぜひ膨大な古典教養文庫の作品群をご覧ください。
古典教養文庫は、日本のみならず広く世界の古典を、電子書籍という形で広めようと言うプロジェクトです。以下のような特長があります。
1、古典として価値あるものだけを
これまで長く残って来たもの、これから長く読み継がれていくものだけを選んで出版します。
2、読みやすいレイアウト
文章のまとまりを、適切な改ページで区切って、電子書籍デバイスはもちろん、スマートフォンやタブレットなどでの読書に最適化しました。またMacやパソコンでも読むことができます。
3、すばやい操作性
索引を付けましたので、目次から直接アクセスできます。
4、美しい表紙
プロのデザイナーによる美しい表紙をつけました。書籍と関連づけられた美しい表紙で、実際の本を読むような感覚に浸れます。
5、スピーディーな改版
紙の本と違い、誤植の修正や改訂などすぐに対応でき、刻々と進化を続けます。古典教養文庫のホームページに書き込むことで迅速なレスポンスが得られます。