愚か者、中国をゆく
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発行者による作品情報
中国に関する報道や批評などを目にした時に外部の人間がイメージする中国という国と、人民の実生活には大きな隔たりがある、というのが、20年近く、なんとなく中国と関わり続けてきた私の実感だ。(「はじめに」より) 交換留学生として香港に渡った著者は、1987年、アメリカの友人、マイケルと中国旅行に出る。中国社会が大きな転換期を迎えたこの時期に、何を感じ、何を見たのか。「大国」の本質を鋭くとらえた貴重な記録。
カスタマーレビュー
Word Vessel
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一路平安
「この地上には、おもしろみのないない、訪れる必要のない街なんて、一つも存在しない。一路平安!」
著者のこの言葉に象徴されるように、どこに旅行してもどの時代を体験しても、現在の置かれた状況と格闘したり妥協して生きる人たちにであえる旅は最高である。改革開放期の中国を活写した珠玉の紀行文だと思う。