憲法の条件 戦後70年から考える 憲法の条件 戦後70年から考える

憲法の条件 戦後70年から考え‪る‬

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発行者による作品情報

憲法をつくり直す資格が、あるだろうか――

戦後70年、日本人は憲法を本当の意味で「自分たちのもの」としてきただろうか。集団的自衛権行使をめぐる解釈改憲を機に、博雅の社会学者と若手随一の憲法学者が、「法の支配」が実現する条件や、ヘイトスピーチ問題が社会に投げかけるもの、そして民主主義の要である議会がなぜ空転するのかを真正面から考える。私たちの覚悟を問い、未来を展望する白熱の対論。

[内容]
まえがき 大澤真幸
第一章 「法の支配」と「空気の支配」
第二章 幻想の「国体」と日本国憲法
第三章 ヘイトスピーチ化する日本
第四章 偽りの「集団的自衛権」
第五章 議論なき議会と「空気」の支配
第六章 憲法を私たちのものにするために
あとがき 木村草太

ジャンル
職業/技術
発売日
2015年
1月10日
言語
JA
日本語
ページ数
288
ページ
発行者
NHK出版
販売元
Digital Publishing Initiatives Japan Co., Ltd.
サイズ
2
MB

カスタマーレビュー

ブルーのまーす

憲法の条件

現在発展途上国で、まさに本の中で何度も出てきた公共性について考えさせらる国にいます。
それまで憲法をあえて意識して読んでみようと思ったのではなく、著書憲法学者の木村草太氏の思考に興味があって、対談だからわかり易いと思ってよみはじめると、硬そうな外面とは裏腹に以外に人道的で倫理的思考で読書を思考訓練に誘ってくれる本です。異文化にいる身において、国力の差で人間まで偉くなったと勘違いしている日本人が多いい中、この本は、はっと我に帰り、今後この国も弱者を労わる共感性が公共性、モラルある行動ができる国民につながってくれたらと願うばかりです。

なのはなわーい

気づき

分野が分野であるために、表現や言い回しが難しく、憲法に対する予備知識を備えていないと、かえって読みづらい印象を受けた。
けれども、これは憲法を改まって考えることに適している良い本だと思う。所々に優しく言い換えられた定義などが散りばめられていたことで、この本の内容の7割くらいは理解することが出来たと思う。

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