〈新刻校正〉商売往来[童訓商売往来](仙台板・3種)
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発行者による作品情報
〈新刻校正〉商売往来[童訓商売往来](仙台板・3種)
【判型】大本1冊。収録順に縦257・263・254粍。
【作者】堀流水軒(観中・直陳)作・書。
【年代等】文化10年9月再刊。[仙台]伊勢屋半右衛門板。
【備考】分類「往来物」。同板2種と題簽のみが共通で本文が異板の1種の合計3種を全冊収録した。『〈新刻校正〉商売往来[童訓商売往来]』は、『商売往来』の本文を大字・5行・付訓で記し、頭書等の付録記事を補ったもの。見返しに「士農工商図」を掲げ、頭書に「洛陽文章」「東山清水寺之図」「手形証文尽」「月の異名」を載せる。また、本文異板の3本目は、享和元年刊『〈大字八弥流〉童訓商売往来』の流れを汲むもので、前付に「広益篇并冠尽」「士農工商」「孝悌忠信」、頭書に「当流下掛酒宴小諷」「国尽」「十二月之異名」を収録する。なお、本文の『商売往来』は、「凡、商売持扱文字、員数、取遣之日記、証文、注文、請取、質入、算用帳、目録、仕切之覚也…」で始まり「…恐天道之働者、終富貴繁昌、子孫栄花之瑞相也。倍々利潤無疑。仍如件」と結ぶ文章で、商業活動に関する(1)商取引の記録文字等、(2)貨幣名、(3)商品、(4)商人生活の心得の4分野について記した往来物。