日本はなぜ敗れるのか 敗因21ヵ条
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3.8 • 5件の評価
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発行者による作品情報
マネー、外交、政治……このままでは日本は再び敗れる! 戦時中フィリピンで生死を彷徨い捕虜となった評論家・山本七平。戦後三十年、かつての敗因と同じ行動パターンが社会の隅々まで覆っていることを危惧した筆者が、戦争体験を踏まえ冷徹な眼差しで書き綴った日本人への処方箋。北朝鮮の核保有など、国際的緊張の中に放り込まれた日本が生き残るために知らなければならないこと。執筆三十年後にして初めて書籍化された、日本人論の決定版。
ジャンル
ノンフィクション
発売日
2004年
3月9日
言語
JA
日本語
ページ数
318
ページ
発行者
KADOKAWA
販売元
DWANGO Co., Ltd.
サイズ
1
MB
カスタマーレビュー
watakenn3
、
精神構造を知る良書
山本七平が戦争の実話を綴った「虜人日記 」に感激し、虜人日記を解説・補足する形で日本の精神構造を探求したのが本書である。
山本七平にしては珍しくラストスパート・結論部分が駆け足気味だと思ったが、視点の鋭い考察は流石としか言いようがない。
太平洋戦争に関してステレオタイプの結論、見方をするのではなく、現実に即した戦争談であり、その様子は現代社会で非常に似通った姿である事に驚きを隠せない。
日本の精神構造、その問題点、課題に関して根底から考察しており、これからの日本を考える際、非常に参考になる本だ。