明治国家の終焉 ──一九〇〇年体制の崩壊 明治国家の終焉 ──一九〇〇年体制の崩壊

明治国家の終焉 ──一九〇〇年体制の崩‪壊‬

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発行者による作品情報

「1900年体制」とは、官僚閥の桂太郎と議会第一党・政友会の原敬によって構築された協調体制である。それは日露戦争後の金融界・産業界・都市部住民の主張を制限し、陸海軍と農村地主の利益を最優先しようとするものだった。ところが、軍部は陸軍と海軍に、官僚は大蔵と内務・鉄道院に、与党は積極財政派と行財政整理派に分裂し、野党・立憲国民党を巻き込んで政界は四分五裂に陥る。「民衆運動」もそれに共振し、統治システムの再編は迷走を続けた。「1955年体制」の崩壊を通奏低音としながら、予算問題の政治対立に焦点を当て、近代日本の臨界点となった「大正政変」の軌跡をたどる。

ジャンル
歴史
発売日
2010年
6月10日
言語
JA
日本語
ページ数
222
ページ
発行者
筑摩書房
販売元
Mobilebook.jp, Inc
サイズ
3.1
MB
日本近代史 日本近代史
2012年
明治維新 1858-1881 明治維新 1858-1881
2010年
明治憲法史 明治憲法史
2020年
西郷隆盛と明治維新 西郷隆盛と明治維新
2013年
〈階級〉の日本近代史 政治的平等と社会的不平等 〈階級〉の日本近代史 政治的平等と社会的不平等
2014年
近代日本の構造 同盟と格差 近代日本の構造 同盟と格差
2018年