次郎物語
第三部
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Publisher Description
昭和初期に活躍した小説家、社会教育家である下村湖人による未完の長編小説の第三部。初出は1944(昭和19)年。中学生活も一年を過ぎ、青年期を迎えた主人公・次郎。大沢の発案で、兄・恭一、次郎を含めた3人は無計画な「筑後川上流探検」は、次郎が抱いていた人生観に拠り所を与えることになった。宝鏡先生との間に生じた「誤解」や、先生たちへの不満を通して、次郎の人格的成長を促す。