水歌通信 水歌通信

水歌通‪信‬

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発行者による作品情報

垂直のガラスを蛸があるいてる雨つよくふる都市のどこかに(東直子)



柳の葉は撫でることしかできなくて小川の街でだれを愛すの(くどうれいん)



結婚を打診されるも、かつての恋人の存在が心にひっかかり、素直に喜べないみつき。

同じ街を浮遊しながら思考する謎の存在・ミメイ。

ひとつの街にふたつの意識が浮かび上がり、淡く交信しながら進む物語。







【著者コメント】

東さんと日常を交信するようにはじめた短歌のやり取りは、次第にわたしの人生を離陸してまったく別の「みつき」の人生になりました。書き終えたいま、雨が降ると、わたしのところへもミメイが来ているような気配がします。(くどうれいん)



くどうさんと言葉を空に放って心を分け合っていたら、遠くにいるのにすぐそばにいるような、近づくことのできないところを浮遊しているような、とけあうような心地になりました。えもいわれぬ体験でしたが、その世界の人たちと時々目が合ってドキドキしました。(東直子)

ジャンル
小説/文学
発売日
2023年
11月30日
言語
JA
日本語
ページ数
145
ページ
発行者
左右社
販売元
Mobilebook.jp, Inc
サイズ
27.6
MB
うたうおばけ うたうおばけ
2023年
虎のたましい人魚の涙 虎のたましい人魚の涙
2024年
氷柱の声 氷柱の声
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コーヒーにミルクを入れるような愛 コーヒーにミルクを入れるような愛
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桃を煮るひと 桃を煮るひと
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