浦島伝説の謎を解く 浦島伝説の謎を解く

浦島伝説の謎を解‪く‬

    • ¥550
    • ¥550

発行者による作品情報

本書は、三つの章から成る。本書は、浦島伝説について語る本であるが、本書の語り自体が浦島伝説と同じ筋書きになっているというフラクタルな自己相似性を持つ。第1章で、本書は読者を竜宮の世界に招待する。子宮から生まれた子供が子宮に戻るような気持ちで、読者は現在から過去に思いを馳せてほしい。ここで語られるのは、個人史的にも人類史的にも忘れ去られた時期である。第2章では、読者は、竜宮から元の場所へ戻る。個人史的には、それは去勢体験の時期であり、人類史的には、それは、キリスト教、イスラーム教、仏教といった父権宗教が成立し、地母神崇拝が忘れ去られ、抑圧される時期である。第3章では、玉手箱を開け、あっという間におじいさんになってしまったような境地で、個人史と人類史の全体を回顧する。そこで、読者は、浦島伝説の謎を解くことを通じて、個人史と人類史が、精神分析学的に類似の過程を経ていたことを理解するであろう。

ジャンル
小説/文学
発売日
2017年
8月9日
言語
JA
日本語
ページ数
202
ページ
発行者
永井 俊哉
販売元
Draft2Digital, LLC
サイズ
7.9
MB
エントロピーの理論 エントロピーの理論
2019年
現象学的に根拠を問う 現象学的に根拠を問う
2015年
言語行為と規範倫理学 言語行為と規範倫理学
2015年
社会システム論の構図 社会システム論の構図
2015年
システム論序説 システム論序説
2015年
ファリック・マザー幻想―学校では決して教えない永井俊哉の“性の哲学” ファリック・マザー幻想―学校では決して教えない永井俊哉の“性の哲学”
2008年