渡部昇一の古代史入門
頼山陽「日本楽府(がふ)」を読む
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3.0 • 2件の評価
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発行者による作品情報
日本の歴史において特筆される66の出来事を、見事な漢詩に結晶させた江戸時代の思想家・頼山陽の『日本楽府』。それまで断片的な歴史の書物や、『大日本史』『本朝通鑑』のような数百巻におよぶ大部の書籍以外に存在しなかった「日本通史」を、広く一般の人々にまで伝える画期的なものであった。内容が短く何より手に取りやすい――国史の絵巻物を見るが如き鮮やかな描写と透徹した歴史観は、日本人に誇りと自尊心を与え、明治維新の原動力ともなった。本書は、「古代の大英雄、日本武尊」「大化の改新」「壬申の乱」「白村江の戦い」「帰らなかった遣唐使」「和気清麻呂と道鏡」「醍醐天皇の御親政」「藤原道長の栄華」「平治の乱」など、神代から平安朝の幕引きまでを収録。保守論客の第一人者による丹念な解説で、戦後の歴史教育で語られなくなった“日本のルーツ”に再び光を当てる!
カスタマーレビュー
ミロク気功整体院
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10代必読の本、現代も幕末英國密航者も「日本楽府」
日本武尊、弟橘媛、仲哀天皇、神功皇后、応神天皇、頼山陽は古事紀と日本書紀に記述された古代を漢詩「日本楽府」に表した。伊藤博文や井上馨は長州藩の英國密航にこの「日本楽府」を携えたという。第一章を読むと元気が湧いてくる。